三熊將嗣/フレミスト
フレミスト(Framist(frameわく+ist~する人))とは、額縁家としての活動から生まれた造語です。一つ一つの作品に合わせて額縁を作り、額装することをメインの仕事としつつ、「枠(フレーム)」という存在が持つ可能性を、もう少し広く捉えて制作できればと考えています。この「枠」という言葉は額縁だけを指すのではなく、例えば、風景を切り取る写真、私の専門外ではありますが、空間を形づくる壁や窓、家具、あるいはデザインや音楽など、様々なものに通じると感じています。これまで別々なものとして扱われてきたジャンルの境界を、あまり難しく考えずゆるやかに繋ぎ直すようなものづくりを試みます。
略歴
1985年、東京都三鷹市生まれ。ドイツ留学を経て、早稲田大学芸術学校空間映像科で写真を学ぶ。卒業後は同校建築学科の事務職に就きながら、武蔵野美術大学通信教育課程油絵学科で美術・絵画を学ぶ。自身の写真展を開いた際、小林額縁に作ってもらった額縁に感銘を受ける。卒業後、額装店兼ギャラリーである株式会社数寄和に就職し、約3年間、額のデザインや額装の実務を通して経験を積む。2021年4月、縁あって国立奥多摩美術館内の工房を譲り受け、「額縁工房片隅」として独立。2025年3月、妻の実家のある北茨城へ移転。翌年、額縁店としてオーダーを受けるだけではなく、能動的に制作するため本名での活動を開始。
展示歴
- 2025.02 奥多摩アートフェア「片隅より愛を込めて」@ツバメアーキテクツ
- 2023.12 額装パフォーマンス「眼福額場」@銀河101
- 2022.05 絵と額の展示「生きろ vol.3」@国立奥多摩美術館
- 2015.08 写真展「Into the world of Pirosmani」@コニカミノルタプラザ