Moeko TOKUMOTO / Aug.2025

北茨城で地域おこし協力隊として作家活動をしている徳本萌子さんの作品を額装しました。
外枠はシックな色味の東北産のクルミ、内枠は明るい色味のカバです。複数の葉っぱをミシンで縫い合わせた半立体的な作品で、両面を見せられる形で額装したいと相談を受けました。作品の中にも糸がたくさん使われてるので、糸で4点を吊るすような感じにしようとモックを作って検討し、制作に入りました。作品が吊られた枠を両面から額で挟み込む仕様です。
当初分厚い本みたいなコンセプトのデザインを考えましたが、それだと可愛らしいインテリアに落ち着いてしまいそうだったので、美術寄りな見せ方にシフトしました。といつつ、額を固定するために見える部分にビスを打つ必要があったので、そこは可愛らしい真鍮のマイナスビスを採用しました。初めての額装方法で緊張しましたがなんとか形になりました。
当初作品で使われている銀糸を使って固定しようとしましたが、仕上げてみると作品と額縁の境界線が曖昧になってしまったので、シンプルにテグスに変更しました。
また、この額は台に置く仕様を想定していますが、壁にも掛けられるようにもしておこうと、上部のカカリの部分にちょっとしたR細工を施しました。小さな釘を使えば正面から釘の存在が見えない形で展示できます。





