Hiroyuki Oki / Dec. 2025

Art Center Ongoingからのご相談で、今年10月に逝去された大木裕之さんのドローイングの額装です。

恥ずかしながら大木さんのことを僕は知らなくて、佐塚くんに話を聞いてみると奥多摩映画館の本にトークの記録があるというので、まずはその本を読んでイメージを膨らませました。

それで最初は真っ黒な映画館のような額装にしようかと考えましたが、その後もYouTubeに幾つか残された大木さんの映像(作品ではなくトークなど)を見ていくと、一見変わってるけど鮮やかで暖かい人だったんだということが分かり、額装の方向性もその人柄に則した方向性で考え直しました。

かわり者と言う意味をもつ唐変木とも呼ばれる赤みの強いチャンチンの木を使い、マットには麻綿布を貼り込みました。自由気ままなドローイングの空気感を邪魔しないように10ミリと細い枠に仕立て、作品は少し浮かしました。裏面はドッコでも紐でもかけられる仕様です。

2025年最後のお仕事はまたまた印象的な額装になりました。どうか大木さんも気に入ってくれることを願ってます。そしていつかどこかで作品を観る機会に恵まれたら嬉しいです。ありがとうございました。